久しぶりに映画(DVD)を見ました。
読者登録をさせていただいているブログ主さんが
この作品のことを書いていたので、なんとなく気になって。
見る前にネットで評判を調べてみたところ、出てくる出てくる!
中二病の文字。
正直、中二病という言葉の意味もよく分かっていなくて
ぐーぐる先生に聞いてしまいましたよ!(笑)
■中二病(ちゅうにびょう)とは
中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語のこと。
思春期の少年が行いがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などに対する
蔑称、特に創作物の評価において「身の丈に合わない壮大すぎる設定や仰々しすぎる世界観を持った作品」
ひいては「非現実的な特別な世界観や設定そのもの」を揶揄・否定するネットスラングとして定着した。
■具体例と分析
洋楽を聴き始める。
旨くもないコーヒーを飲み始める。
売れたバンドを「売れる前から知っている」とムキになる。
やればできると思っている。
母親に対して激昂して「プライバシーを尊重してくれ」などと言い出す。
社会の勉強をある程度して、歴史に詳しくなると「アメリカって汚いよな」と急に言い出す。
これをふまえた上で見た作品だったのですが…
中二病、と揶揄できるほど軽い気持ちでは見られないお話でした。
もう10年以上前の作品ですが、この時代の子供達って
こんなに酷く鬱々とした気持ちで学校に行っていたのかなぁ。
何度も目をそむけたくなるシーンがあって
他人の痛みが分からない、歯止めがきかない多感な時期に
この作品を見なくて良かった、とも思ってしまいました。
先生もクラスメイトも血が通っている人間とは思えず
中学生らしい子がほとんどいないのです。
ただただ暗く、中学校という狭い世界で絶望を感じながら
もがき続ける子供達が痛々しかったです。
そんな絶望の中でも、蒼井優ちゃんの笑顔が中学生らしく
とても輝いて見えるシーンがあります。
キラキラと眩しいくらいの笑顔でした。
でもどこか力なく儚い。
悲しすぎる結末です。
見終わってしばらく経ちますが
ずっと心を締め付けているのは
彼女の笑顔とその後の決断のシーンです。
原作ではイメージが全然違う女の子らしいので
機会があれば読んでみたいです。
映画はもうきっと見ることはない…かな。