中島たい子さんが好きで、図書館の検索システムで探していたところ
お酒好きの私にはたまらないタイトルを見つけて読んでみました。
タイトルから、大酒飲みが醜態晒すエッセイかな?と思ってたけど
下戸の人が酔っぱらってる人を冷静に観察していたり
(私の好きな中島たい子さんがそうでした…ちょっと悲しい)
意外と晒してる話はそんなに無かった印象です。
中でも、平松洋子さんの「だめなことは、悪いことではない」がとても心に残ってます。
彼氏とお酒を飲んだあと、寮の門限に間に合わず走ったところ
急に具合が悪くなり、駅で倒れて救急車で運ばれたという話。
清く正しい修道院の女子寮に住んでいたような女性が、酔っぱらってロータリーで倒れた時に
地面が冷たくて心地よかった、快感だったと思ったという一文でニヤニヤが止まらなくなりました。
泥酔して帰宅して、床で寝てしまった経験がある人にはよく分かる事だから(笑)
語り口がとても気に入ったので、次は平松洋子さんの本を探して読んでみたいと思いました。