雑記帳

つれづれなるままに

【読了#8】中島たい子 心臓異色

 

心臓異色

心臓異色

 

漢方小説という本で中島たい子さんのファンになり、作品を何冊か読みましたが

この本は今までの雰囲気とは少し毛並みが違っていました。

架空の未来でのストーリーからなる短編集です。

 

「家を盗んだ男」のストーリーは、なんだかドラマのようでした。

今まで泥棒をして生きてきた男が、ひょんなことから大切に思える女性と出会います。

そして泥棒から足を洗うことを決意します。

だけど、人生そんなに簡単いくもんじゃない。

2人で住む家を探す時に見に行った中古住宅が、なんと昔泥棒に入った家だったのです。

そこからの展開がドラマチック。

世にも奇妙な〜あたりで、ドラマ化したら面白そうだなぁ。

 

タイトルの「心臓異色」のストーリーもオチが良かった。

良い意味でのどんでん返し。

ファンタジー系は本も映画も苦手だけど、この短編集は読みやすかったです。

 

2週間に一度のペースで図書館へ行くのですが、新しい派遣先で仕事を始めてから体調も崩しがちで

寝る前に本を読む元気がなく、横になるとすぐ寝てしまう毎日です。

読むペースが落ちてきました。

もっと時間が欲しいです!