漢方小説という本で中島たい子さんのファンになり、作品を何冊か読みましたが
この本は今までの雰囲気とは少し毛並みが違っていました。
架空の未来でのストーリーからなる短編集です。
「家を盗んだ男」のストーリーは、なんだかドラマのようでした。
今まで泥棒をして生きてきた男が、ひょんなことから大切に思える女性と出会います。
そして泥棒から足を洗うことを決意します。
だけど、人生そんなに簡単いくもんじゃない。
2人で住む家を探す時に見に行った中古住宅が、なんと昔泥棒に入った家だったのです。
そこからの展開がドラマチック。
世にも奇妙な〜あたりで、ドラマ化したら面白そうだなぁ。
タイトルの「心臓異色」のストーリーもオチが良かった。
良い意味でのどんでん返し。
ファンタジー系は本も映画も苦手だけど、この短編集は読みやすかったです。
2週間に一度のペースで図書館へ行くのですが、新しい派遣先で仕事を始めてから体調も崩しがちで
寝る前に本を読む元気がなく、横になるとすぐ寝てしまう毎日です。
読むペースが落ちてきました。
もっと時間が欲しいです!