雑記帳

つれづれなるままに

【読了#20】瀧羽麻子 うさぎパン

 

うさぎパン (幻冬舎文庫)

うさぎパン (幻冬舎文庫)

 

幼い頃に母親を亡くし(ほとんど母親の記憶がない)父親の再婚相手が母親になった女の子のお話。

タイトルの可愛さからは、とてもそんなヘビーな生い立ちがあるなんて想像つかなかったが。

 

ある日、家庭教師の女性にふと舞い降りてきた亡くなった母。

幼すぎて覚えていなかった母の事、新しい母の事。

それが最後に繋がっていくのだから人生って分からないものです。

もっとパンのお話が出てくるのかなーと思ったらそうでもなかった。

 

このお話に出てくる、亡くなった人が憑依する、みたいなのはあまり信用してないのですが

霊感のある家系なので「見えてしまう」みたいなのは結構信じてたりします。

 

少し前まではいとこの子供が「亡くなった人が見えてしまう子」でした。

それはそれは不思議なもんで、お迎えに来たママの車には

毎日のように亡くなったお爺ちゃんが一緒に乗って来てたんだそうです。

自宅に着く頃にはいなくなると言ってたので、家に着くまで心配して見守ってたのかな。

身内の霊って、怖さよりも心の温かさを感じるから不思議なものです。