雑記帳

つれづれなるままに

父の病気

年が明けてすぐ、我が家に起きた出来事は父の病気でした。


若い頃から病院が嫌いで、健康診断もほとんど受けたことがなく
頑なに病院へ行こうとしない父でしたから、病気になるのも
必然的だったのかもしれません。

そんな父が年末に体調不良を訴え
母の「検査して来なさいよ。病気じゃなければそれで安心できるでしょ。」
の一言で素直に病院へ行ったことに、すごく驚きました。
口には出しませんでしたが、よほど体調が悪かったのだと思います。


年明けには病気を宣告され、毎日のように検査を受けました。
その時先生に言われたのは、手術が出来ない可能性もあるし
他の臓器まで病が進行している可能性もある、という現実でした。
ネットで色々調べていると目に入る【余命○ヶ月】の文字。

最悪のことまで考えてしまい、両親も私も検査結果が出るまで
生きた心地がしませんでした。
両親の前では元気にふるまい、部屋で1人布団をかぶって泣いていました。
私の前では涙を見せなかった両親も、きっと同じだったと思います。


幸い手術が出来ることになり、他の臓器も無事だと分かった時は
みんなで喜びました。
入院前に「しばらく食べられなくなるからラーメン食べたい!」と
父が子供のように言うので
みんなでラーメンを食べに行ったのがすごく楽しかったです。



昨日、父の手術が無事に終わりました。
手術までたった2週間だったのに、私達にはとても長く感じました。
手術が終わる3時間も、今まで感じたことがないくらいに長い時間でした。


麻酔から完全にさめるまでうつらうつらしていましたが
目があいて「腹へった」と、父がつぶやいたのには笑ってしまいました。
先生に
「大物だな!意外と、食事禁止なのに隠れて食べちゃう人の方が早く元気になるよ」
と言われて、きっと父は大丈夫だなって少しホッとしました。


胃の手術でしたので、これからが大変だと思います。
食べる量も、食べられる物も、調理の方法も変わると思うので
私も母も色々と勉強しなくてはいけません。
仕事の鬼になって一生懸命働いてくれた父のため、私が出来る親孝行を
これから少しずつしていかなくてはいけないなぁと思います。


長くなりましたが読んでくださり、本当にありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。