雑記帳

つれづれなるままに

春なのに

先日から水星逆行という、色々なことが起きやすい時期の始まりだったらしい。

でもただのこじつけかもしれない。

 

その日、去年まで働いていた職場のパートさんからLINEが来た。

席が近くてよく話した男性職員のSさんが、今朝突然亡くなったという連絡だった。

朝、起きて来ないから家族が見に行ったら意識がなくそのまま…だったらしい。

前日も普通に仕事をしていたらしい。

 

何回もLINEを繰り返し読んだ。

夢なんじゃないか、何かの間違いじゃないのか。

頭が追いつかなくて涙は出なかった。

実感が無さすぎて。

 

 

30代半ばでスラッとして背が高く、すごくイケメンなSさん。

わたしが行った派遣先で会った男性の中で、1番いい男だったのだ。

 

野球が好きで、お酒も好きという事もあって同じ課にいた時よく話したのを思い出していた。

その人が異動になってからも、廊下などで会うと気さくに声をかけてくれた。

いつ話しかけても嫌な顔ひとつせず、冗談を言い合って笑った思い出しかないし

私が辞める時も、寂しくなりますって言ってくれたのが忘れられない。

 

 


德永英明 - 春なのに - YouTube

なんでSさんなんだろう。

まだ若いし、子供が3人もいてずっと成長を見ていたかったろうに。

独身の私が普通に生きていて、Sさんを先に連れて行くなんて非情すぎる。

なんでだよ。

 

 

実を言うと、私はその日に失恋したばかりだった。

何年かぶりの失恋で、かなり心にダメージがあった。

帰宅して放心状態の時に訃報が入り、ふたつのショックな出来事がいっぺんにやってきた日だった。

 

色んな感情で押しつぶされそうになってしまったのは初めてかもしれない。

今夜、部屋にこもっていたら心が持たないと思った。

友達と会って話を聞いてもらい、ホッとした時にやっと涙を流せた。

お店の中で泣かれて恥ずかしかったろうに、黙って話を聞いてくれた友達。

本当にありがとう。

 

 

正直失恋したのはとても辛いし、同じ職場だから当然働きにくくなるのだろう。

でもそんなことは、もうどうでもいいと思った。

 

好きな人が生きていて、幸せになってくれたらいい。

私は好きな人の笑い声が大好きで、それはこの先も変わらないと思う。

いつも笑っててほしい。

がんばれ、っていつも応援できる人になるんだ。

 

毎日を大切に生きようって心から思う。

そんな水星逆行日だ。